2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

子宮

虚ろなる子宮が秋には奈落となり 急に気温が下がり、朝寒くて目が覚めた。昨日まで暑くて寝苦しかったのに。 おかげでやや体調不良である。 河野裕子さん「燦」より やはらかな括れ括れに眼はゆきて壺はまどかな空洞の器 河野裕子「桜森」

しづもる

半跏思惟のかたちに君はしづもる you stops like a figure sitting contemplatively in the half-lotus position 中秋の名月とのことだが、あいにくの雨で空は見えず。まだ蒸し暑い日もあるが、秋の気配が強くなってきた。

拾ふ

拾ひあつめて君をもう一体創らむ i want make another you by constructing gathered pieces 河野裕子さんの「燦」を読んでいて、向日葵の歌を発見。 立ちしまま死に至る他なくば夜もなほ恍惚として金の向日葵 河野裕子「燦」