2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

雨ばかり雨ばかり降る目を開けて寝る rainy and rainy days I slept with opening one's eyes 今日も雨。西南日本ではすさまじい豪雨、想像も付かないほどの降雨量だ。河川氾濫などの災害は今のところないとは言え、北海道でも7月に入ってずっと雨ばかり、今…

吟遊

青葡萄獏に喰われてすべて砂 green grapes was fed on the tapir everything returned dust 吟遊43号が届いた。同人として初めての号なので、届いたときはドキドキ。今回のタイトル「すべて砂」のタイトル句。 吟遊は届くたびに厚さを増し、充実してきている…

日蝕

日蝕や歯根を伝いくる地熱 Now a solar eclipse occurring− terrestrial heat comes through the root of my tooth 昨日はずっと歯痛に悩まされ、歯茎と頬が腫れてろくに食事も出来なかった。今日、歯医者に行ったら、親知らずのせいだという。すぐ抜いても…

根の国の扉が閉じて千年余 the door was closed that goes to root's country over thousand years 首里城内に植えられている樹の見事な根。もののけ姫の世界みたい。

凹凸

人体は凹凸から成る雲もまた many unevenness forms the human body like clouds are 人は決して一様ではない。明るいとか暗いとか、硬いとか柔らかいとか、真面目とか不真面目とか、几帳面とか大雑把とか、人となりを表現する言葉はいろいろあるが、全く正…

私死んだのかな 青空に鯨 have I died? a whale floats in the blue heavens ジンベエザメの水槽には、透明なトンネルが通してあって、そこを通ると、頭上をまるで巨大な鳥のようにエイが飛び交い、ぬらりとジンベエザメの影が通る。ジンベエザメでは長いの…

魚が飛ぶ空にはどんな星が what kind stars are twinkling in the sky that fishes flying イトマキエイの飛翔は美しい。 どこかへ向かわずにいられない回遊魚と渡り鳥。

魚のごと肉欲あはく波潜る with slight lust like fishes I dive between the wave 美ら海水族館のジンベエザメの水槽は凄い。これを観るためだけに訪れる価値はある。水槽の傍らでは、ジンベエザメやイトマキエイを見ながら、お茶することが出来る。私に無…

石鏡

しづかなるほほえみ湛え石鏡 lookin' a calm smile reflected in dark stone mirror ひめゆり平和祈念資料館に、激戦に散った少女たちの写真が石壁に並んでいる部屋がある。その中に、面影が脳裏に残って、忘れられないひとりの少女がいる。戦火の中で最初に…

たなごころに誰かが書いた”ふ”という字 sombody wrote on my palm a letter "F" 少し早めの夏休みをいただき、家族で沖縄を旅行した。仕事や里帰りではなく、純粋に旅行のための旅行は本当に久しぶりだった。十年ぶりくらいではないかしら。そのためブログア…