2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

沈黙やところで蟹は好きですか 今年は上司と車で長距離の出張に幾たびも出た。はじめの頃こそ車中で仕事話や世間話に盛り上がるのだが、正味八時間近くの運転が数度目ともなると流石に話題も尽きてきて、眠くならない程度に無理矢理話をしているという感じに…

百鬼夜行

胸中の百鬼夜行のゆきどころ 嵐のような風の強さ。わけもなくイライラする日もあるわけで。

ジャパニメーション

今江戸の今北斎の動き絵や アニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」のDVDを見た。そして、他のS.A.Cシリーズも見たくなって、TSUTAYAで借りて2,3本続けてみた。この作りの懲りようといったらどうだろう。ほとんどの人の目にとまらない…

やかん

ストーブに薬罐 Choo Choo たこかいな ちゅうちゅうたこかいな、なんて、今日、すっごく久しぶりに口にした。

針一本きらり おまへに仕掛けたく 池波正太郎の仕掛け人シリーズにはまってしまった。随所にちりばめられた、シンプルながら美味しそうな料理と、主人公藤枝梅安の特異なキャラクターのせいである。それに、梅安が恋人のおもんを肥えた肥えたと言って可愛が…

ヌーヴォー

ももいろの酒に添へたり翡翠花 今年のボジョレー・ヌーヴォーは珍しいロゼにしてみた。ジュースのような飲みやすさで、あっという間に一本空・・・。ロゼは見た目にも美しく、PCの壁紙に使っているヒスイカズラの花が透けて、翡翠色の花がグラスに浮かんでい…

我もまた満身創痍で踏むアクセル 私が就職してすぐの頃職場に入ったトラックの荷台。荒仕事に使われ続け、こんなになってしまった。最近エンジンのかかりがめっきり悪く、ミッション系も不調のよう。一緒に就職した同期の仲間のような車なので、何となく愛着…

風草

風草や地平線まで雲 また雲 テレビでチンギスハーンの特集をやっていた。特集の内容も面白かったが、何よりモンゴルの広大な景色が美しかった。風に揺れるいちめんの草が地平線まで続き、そこを馬が駆け抜ける。そのような景色の下で、馬と共に生涯テントの…

スフィンクス

朝は昼昼は夜とはこれ如何に 朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足のものなあに、とはスフィンクスの謎々だっただろうか。今時の天気の変わりやすさは、この謎々を思わせる。日の高さが低いので、晴れていると朝日が真夏の真昼のように眩しい。と思っていると…

俳優

秋の夜やこの俳優が好きな訳 ひとりの俳優に惚れると、出演作を立て続けに見たりする。化ける役者が好きなので、自然とバイプレイヤーに好きな俳優がおおい。となると長い映画の中のほんの一瞬しか出てこないこともあり、追っかけ見もなかなか苦労する。今気…

化石水

一億年の時の輝き化石水 最近のドラッグストアはミネラルウォーターのコーナーが充実している。中には、岩の地層に閉じこめられ、何万年も地底に眠っていた化石水を汲み上げたものもあるらしい。この水と、古代の大気を封じ込めた南極の氷とで、水割りを作っ…

初雪

鐘鳴りて札幌は雪になりにけり 今日は大荒れ、しかも初雪。半分仕事の用事があって札幌に出かけたが、どの方角から来るのかわからない突風のため、あっという間に傘が大破。まあ500円傘だからよいが。今朝タイヤ交換したばかりなので滑り込みセーフである。…

化石の日

化石の日アノマロカリスのあくびかな 以前買ったことのある石のネットショップからのメルマガによると、今日は化石の日だそうな。すなはち、宝石の誕生石をもっと細かくしたものに誕生日石というのがあり、366日すべてに「何とか石の日」というのができてい…

鏡台

鏡よかがみ鍵のありかを思い出せ 先日仕事で泊まった宿が、とても懐かしい感じのする旅館だった。ガラスの引き戸に金字の宿の名前。スリッパに履き替えて上がるお約束の雰囲気。インテリアもレトロこの上なく、部屋の隅にはこんな鏡台が置いてあった。母が若…

夜来香

地底より首引かれけり夜来香 最近中国茶に凝っている。夜来香という名前のお茶を買ってみたのだが、夜香る花の香りというその名の通り、甘く眠たげな香りである。このところ疲れているのか、まるで引力が急に強くなったような強い眠気に襲われることがある。

満月

満月がおつこちてくるつづら織り 車でうねうねと曲がる道を下りていくと、月も一緒に下りてくる。

流れ星

あの舟に乗りたし流れ星落ちる 先週は雲ひとつないピーカンの日が続いた。写真は流れ星のように写っているが、実は飛行機雲である。飛行機雲もぼやけずくっきりと一本線。