2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

年度末

弥生晦雨つめたくて小走りに 今日で平成19年度も終わり。人事異動のスイッチが入り、職場のメンバーも入れ替わる。明日から新しい頭に切り換えなければならない、のだが。

Alone Again

アローン・アゲイン聴き終えてまた歩き出す 「あしたの、喜多善男(きたよしお)」というドラマが面白かった。松田龍平、栗山千明など豪華キャストの中で、いささか地味な脇役俳優小日向文世が主演という異色の配役も凄いが、小曽根真のBGMも渋くてとても良…

万年筆

宇宙までブルーブラックの線延ばす 今日、札幌の大型文具店に万年筆クリニックが来ているとのことで、行ってみた。もう十五年以上使用しているものと、昨年購入したものを二本持参。どちらもプラチナ。長年使い込んでいる方は、何と学生時代拾ったもの。研究…

素数

我らこの素数の詩をうたふもの 幼少から親しみ身に染みこんでいる食物の味をソウルフードと言うならば、安野光雅の絵は、小学校教科書の挿絵から親しんでいる私にとっていわばソウルアートとでも呼ぶべきものである。安野氏は若い頃小学校教諭をしており、教…

月日

空澄めば月陽ばかりが美しき 日が高くなり、眩しくなってきた。夜は月明かりが明るい。

交差点

交はりてまた離れてゆく春の雨 記録的な暖かさ。久しぶりに雨の音。Dreams come trueの「朝はまた来る」の場面のような雨の交差点。

晴れ

鳥がゆく空に私の夜明け来る とても天気が良く日射しが眩しい休日だった。鳥が移動を始める季節なので、朝から鳥の鳴き交わす声が聞こえてくる。

KY

YDの音にぎやかにHD なにしろ眠いこと眠いこと。この季節はいつもこうなるのだが、夕食をしてお風呂にはいるともう目を開けていられない状態である。おかげでアップも滞る。 新書の「KY式日本語」を読んで爆笑する。そのツボは限られた人にしかわからないと…

お茶

春めけば上向いて飲む緑茶かな おーいお茶のボトルに、ジム・ケイシャンさんの句を発見。職場の組合で出たお弁当の時というこれ以上ない野暮なシチュエーションだったので、思わず声を上げそうになってしまった。乗っていたのはこの句。 rolling thunder the…

東京 弐

晴れの東京水槽の中ひとりかな 今回は珍しく、遅めの昼食がてら丸ビルのような超お洒落スポット周辺を散策。この日は天気が良かったので、一階のカフェで。二週間あまり続いた出張で心底くたくた。しばしぼんやりする。硝子張りで明るい店内から、外を眺めて…

東京 壱

雨の東京泣いて笑って破れ傘 仕事で東京に行っていた。ピーカン、土砂降り、ピーカンという天気。北海道人は冬に傘を持ち歩く習慣がないので、仕方なくコンビニのビニール傘を購入。だが数回の使用でつなぎ目のところが裂けてしまった。ちょっと泣きたい気持…

追ひ縋る夢覚めて春萌え始む この季節になるとこういう夢をみる。

もう踏めぬ我なり1.5齢月 時々やってくる猛烈な眠気で、ご飯とお風呂の後はただちにバタンキューのため、更新が滞った。茜空に針のように細い細い月が美しかったのも一昨日のこと。

匂い

風下にゐれば流れてくる匂ひ 雪がどんどん解けてくる。連日の吹雪で大変な思いをしたのも嘘のよう。今日で長い出張が終わり、携帯やホテルのロビーからのアップもとりあえず終了。

てふてふの影ほど淡き殺意かな おとといの日記を携帯から登録したら、変な漢字に変換されていた。何のエラーだろうか。

珈琲

春の夜のこおひい苦く胸に落つ 皆と別れてからひとりでスターバックスへ。エスプレッソの苦さを味わって飲む。

緋無数十四干首長刃蟲 アスパラガスの害虫に、「ジュウシホシクビナガハムシ」というのがいる。テントウムシの細長いのみたいな虫で、オレンジ色に黒の水玉模様という、どちらかといえばラブリーな外見をしている。虫の名前を分解すると、ジュウシホシ・クビ…

深酒

春離れや深酒をしてしまひけり ちょいと飲み過ぎてしまった。春の愁いのせいにしておこう。