2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

エレベーター

硝子のエレベーターに乗ればすべて下り all glass elevator I took are to down この週末は「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ製作・監督作品をいくつか観た。 まず、「永遠のこどもたち」。これは製作としての関わりだが、どちらかといえば「パ…

背中

遠ざかる君の背中をとめられぬ I cannot stop you going far away through waves of grain この映像の影響は、「風の谷のナウシカ」でしょうかね、明らかに。

麦の波

夏至の海見えて隠れて君の背な the sea of summer solstice your back is appearing and disappearing 春まき小麦の穂も出揃い、風に揉まれる穂の波が海のよう。

うたた寝て蛭の餌となり水の音 during a doze, I became leech's food the sound of water さしわたし7センチくらいもあり、コメツキムシのようにピンピンとび跳ねる蛭の夢を見た。それを見て、夢の中で詠んだ句。珍しく目覚めた後も覚えていた。ピンピンの…

アカシア

空にアカシア満ちてさびしき蜜蜂 Acacia blossom extended to a full blue sky a honeybee felt loneliness 蜜蜂が不足して農業に大きな影響が出ている。養蜂は普段あまり注目されることのない業種だが、なくなりそうになるといかに生産の要であったかがわか…

麦の花

散りきれぬ己を忌みて麦の花 I hate myself cannot finish falling wheat flowers are full-bloomed 吟遊の原稿に集中のため数日アップが滞った。 今麦の花が満開。畑のそばを通るとよい香りがする。かすかに麦わらのような日向の匂いが混じるが、ちゃんと華…

御玉杓子

蒸気機関車にて御玉杓子の郷をゆく we steer one's way across the tadpole's homeland by steam locomotive 石川県のオタマジャクシ騒動が相当印象に刻まれたらしく、石川県を汽車で旅する夢を見てしまった(行ったこともないのに)。ブルートレインに乗っ…

数学

素数謡いが語る花と貝の法則 the singer of prime number sings low of flowers and shells 海外ドラマ「ナンバーズ」が面白い。蔦屋でレンタル開始されたばかりで、続きが楽しみ。 FBI捜査官の兄と、天才数学者の弟のコンビが数学を武器に事件を解決するシ…

オタマジャクシ

視覚野は晴れ時々オタマジャクシ芭蕉揺る sunshine and occasional tadpole to full the visual cortex banana leaves are swaying 日本のどこかで、突然オタマジャクシが空から降ってきたとか。カエルだの魚だのが降るのは、神話物語でなくとも本当にあるら…

白薔薇

くづれる包帯白き薔薇の散り a bandage is getting loose a white rose is falling ローズの芳香剤のパッケージに印刷されている白い薔薇の蕾のイラストが、ぱっと見た一瞬荒っぽく巻いた包帯のように見えた。

泡立つ酢 咽に流れてくる花冷え sparkling vinegar the chill of flowering season is poured into my throat 冬の間に緩んだ体がなかなか元に戻らない。お酢を継続的に摂ると脂肪燃焼が促進されるとニュースにあった、お酢ダイエット再開。出来合いの濃縮お…