2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

オリオン

オリオンの肩の無傷をたしかめる feeling relieved after looked up and see Orion's shoulder is still unhurt ここのところ好天で夜も星がきれい。つい、オリオンの肩を見てしまう。うん、ベテルギウスまだちゃんとある、と確認してから帰宅する。

滑走痕

ざっくり太く君の滑走痕奔る sharply and boldly tracks of your skies are running 昨夜われを領しゐし手がしらかみにかくも無造作に垂線おろす 河野裕子「はやりを」 河野裕子さんがご主人の永田和宏さんのことを詠った歌である。上の句の官能的な表現がと…

春近し終わりを告げる砲の音 spring is comming soon the booming of a gun resound all over the town 一昨日は靴底が路面にひり付くほどの寒気、今日は一転して温かい雨。写真は吹雪の後の晴天。目まぐるしく変わる。

悔恨

悔恨の時経れば丸くなるを待つ waiting time make the surface of remorse smooth 2011初頭から今まで、公私共に波風が立ちっぱなしの一年余であった。思い起こせば、あの時ああしていれば、ああ言っていれば、と後悔ばかりである。後悔はごつごつと角があり…

なきがらはゆりかごとなり星の海 the corpse becomes a cradle in the star ocean 一昨日の日記に紹介した新書なかなか面白かった。また、永美ハルオさんのイラストが、ブルーバックス育ちの私には懐かしくも嬉しかった。本によれば、原始宇宙には水素とヘリ…

ベテルギウス

酔ひ待たむベテルギウス暦大晦日 let's drink and wait the last day of Betelgeusen calendar 年末年始に少しく家を片付けて、あまりの本の多さに呆然自失し、またかなりの部分が未読書籍であることに自ら呆れ果て、しばらく書店断ち、書籍購入断ちして未読…

初日

あたらしきあかつきの緋雪を染む the first sunrise of the year shines and tinges the snowyfield scarlet 今年の年賀状用俳句にしようと思って没にしたもの。なぜかと言うと、添えるべき朝日に赤く染まった雪景色の写真の手持ちがなかったからである。緋…

光と影

Sol y Sombra 雪原の真昼に立てば Sol y Sombra standing on snowyfield at high noon 帰省の帰りに、西洋美術館で開催中のゴヤ展を見てきたかったのだが、天候悪化の予報に腰が引けて断念(実際には吹雪くどころか穏やかな晴天)。昨年文庫化された堀田義衛…

除夜の鐘

森のうへに街のうへに百八の鐘 over the forest, over the city one handred and eight rings of a bell 皆様あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 ちょっとさかのぼりで、大晦日の句から。この年末年始は関東に帰省。羽田の第2タ…