光と影
Sol y Sombra 雪原の真昼に立てば
Sol y Sombra
standing on snowyfield
at high noon
帰省の帰りに、西洋美術館で開催中のゴヤ展を見てきたかったのだが、天候悪化の予報に腰が引けて断念(実際には吹雪くどころか穏やかな晴天)。昨年文庫化された堀田義衛の「ゴヤ」を少し前に読了したところであり、見られなくて残念であった。
「ゴヤ」は学生の頃一度読んでいるが、なにせ二十年も前の話である(歳がバレるナ・・・)。昨今の社会情勢や、自分の年齢ということもあり、今再読すればまた感じるものがあるだろうと思っていたところの文庫化。流石の筆致で、貪るように読んでしまった。
「Sol y Sombra」はスペイン語で「光と影」の意。砂漠のようなスペインの、強い日差しと対比される濃い影から、何事も極端な様がこう表現される。