2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

蕭々と薊の野にて薊食む silently and gently eating thistle on the thistle field プレッシャーのかかる仕事の前には、こんな夢を見てしまう。いつだったか、プレゼンの前夜、津波に襲われ、鮫に追いかけられる夢を見たっけ。

河凍るひとの胸では泣けなくて I can't cry on anybody's chest −frozen river 「ノルウェイの森」を読むと、村上春樹はかなり巧みに登場人物を書き分けているのがわかる。緑については服やアクセサリー、髪型やしぐさがとても具体的に細かく描写されるが、…

ノルウェイの森

読み継ぐべきもの赤と緑の書を運ぶ the red green book that spoke passed down to the next 村上春樹「ノルウェイの森」読了。未読だったのか!?といわれても仕方ない。DVDで観た「ザ・ウォーカー」を意識した句にしてみた。 映画は未読状態で観たのだが、…

誰がために唇ととのえる鴎草 for whom you put on lipstick −sea gull orchid カモメソウは野生ランの一種でカモメランとも言う。英名は学名なのだが、それではイメージが湧かないだろうということで無理やり直訳にしてしまった。

しづかに注げ胸の澱掻き立てぬよう pour it gently not to stir dregs up in the bottom of my heart 静かに雪が降るのを、コーヒーを飲みながらぼーっと眺めていた。

恋ついたち初めて君の夢を見て the first day of love that I dreamed of you first わりと日頃のことが夢に出る性質である。脳の引き出しに何が入っているのか、不思議なこともある。追記:句が二転三転している。「夢ついたち」という言葉からでてきた句だ…

大雪

踊り明かせり宴のあとの雪華かな danced all night snowflakes of after the party 先の連休から、寒波襲来、ずっと大雪。北海道も長くなったが、それでもこんな寒波と大雪は初めてである。三日ほど降り続いた後、一晩からりと晴れて、-20℃ほどまで気温が下…

新年

想いよ届け松ぼつくりの爆ぜるおと thinking of you with sounds of pinecones popping 2011銀河新年。あけましておめでとうございます。何を今さら感満点だが、ぎりぎり小正月前ということでご容赦を。 お正月休み中に行った「SAZA」というカフェで、兎のカ…