2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

夏野

夏野にて君の片鱗に触れたり i felt a fragment of you at the summer field 今日は花冷え、北海道のこの時期はリラ冷えと呼称する。 風に散る花橘を袖に受けて君が御跡と思ひつるかも 万葉集 久しぶりに「桜の園」をぱらぱら。書中引用のこの歌の本歌取り。…

優しさとはいずれの花よ春終わる which is a flower of tenderness spring will be over soon 5月は多忙な季節なので、いつも気がつくと終わりかけている。ひと息着いて見回すともうまわりは夏。過去の花写真コレクションから。これは北海道でも見られるチコ…

日蝕

空翔る蝕の日の影のごとしも like the shadow crossing the sky at the day of solar eclipse 二十一日の日蝕、北海道は残念ながら部分蝕だったが、蝕の間ずっとピーカン。蝕を見るだけでなく、蝕とともに日差しが弱ったり、再びまばゆく明るくなったりと光…

桜木

桜木の一葉までも振り止まず i can't stop shaking the cherry tree to the last one leaf 近藤真「大人のための恋歌の授業」読了。書中に、寺山修二の「林檎の木ゆさぶりやまず逢いたいとき(花粉航海)」という句が紹介されていた。恋の果実に林檎を選んだ…

赤い月

音もなく満ちくるものよ月赤し the tide is coming in soundlessly under the red full-moon ミルトスさんの日記の赤い月から。ゆれる満月の下には静かな海が。

荒ぶれどふいに逢ひたし凪の刻 i stormed, but suddenly miss you like a calm of wind 連休後半は嵐。今日も風が強く、雨が降ってきたと思ったら雷が。近くの公園に、雨の桜を撮りに行ったが、ゴロゴロ来たのであわてて戻る。

スーパームーン

月接近月浴びすぎて光りだす bathing moonlight too much i began to glow under the super-moon 今日はスーパームーン。月接近と満月が重なり、いつもより月が大きく、明るく見えるとのこと。雨雲はすっかり晴れて綺麗な満月だが、大きいかなあ、いわれてみ…

葡萄

葡萄粒無傷のままに仕舞ひけり keeping green grapes into the depth while they have been unhurt 今日から五月。河沿いの柳も少し芽吹いてきた。まだ初夏と言う感じではないけれど。