2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

樹の影や君の貌したなにものか shadow of a tree somthing that has your face 怒涛の多忙週間がようやく一段落しようとしている。 オオハンゴンソウが今年は当たり年なのか、そこここで大群落になっている。また撮りたくなって、夕闇に沈みかけたところを撮…

ひるがお

ひるがおにあしをとられて追いつけぬ i can't catch you by tripping up with vines of bindweed 雨にぬれた昼顔。ひるがおは河野裕子さんがお好きだった花、歌集のタイトルにもなった。儚さと逞しさを併せ持つ日本の花である。「セイヨウヒルガオ」のbindwe…

反魂草

夏の日や反魂草は揺れをりし in midsummer day flowers of Rudbeckia are swaying 今日は雲ひとつない快晴。だが風が強い。オオハンゴンソウが満開。名前からして、お盆に相応しい花である。

裸身にて茅の叢を駆けるごと as if running naked through thick blood grass こんどは「ちがや」。英訳が難しかった。これでいいか自信がない。

茅傷

薬指の腹の茅傷しみている smarting a grass leave cut on the thick of my ring finger 今日は暑かった。夏らしく蝉の声も。湿気もあって草いきれの青くさい匂いがする。

線香花火

線香の散り菊ほどの未練かな slight lingering attachment like as faint sparks of finishing sparkler 花火をもう一つ。線香花火の点火から終わるまでの様子を、牡丹・松葉・柳・散り菊という。

遠花火

君は今遠い花火の下にいる now you are far from here, watching fireworks 夏祭りにて、花火の撮影を試みたが、なかなか難しかった。何枚も撮ってそれらしいのはこの一枚のみ。