2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

編み物

部屋にこもりていくつもいくつも虹を産む I shutted mymself up in this room and gave birth to many and many rainbows ここのところ編み物にはまっている。というか溺れているに近い。編み物はついつい夢中になって、あと少し、あと一段だけ、と言ってい…

世界俳句

かもめとともに初潮は来たり海の朝 my first menstrual period came with a sea gull− daybreak of the sea 回文もて記されをとこの設計図 blueprint of a man is written in palindrome おたまじゃくしのしゃっくりのたび手足かな whenever a tadpole hiccu…

歯科医

口の中に紡錘も時計も蹄鉄も spindles, clocks and a horseshoe into my mouth 今日は歯科医に行き、ちょっとしたオペ。1時間ほどで終わったが、その間口をあきっぱなし、奥の歯だったので目いっぱいあけなければならずそれがいささかつらかった。 その後、…

Dr.パスナサスの鏡

穴 どこまでも影のびてゆく神無月 天高く円弧を描いている嫉妬 顔と腹の穴より透けて見える街の灯 銀河の端から顔の穴に吸われ 心は小鳥肋骨という籠の中 脳外科のひとふでがきの迷路にて 頭蓋底の似我蜂にぶくあおびかる 海馬になにか纏わり付いている深夜 …

顔と腹の穴より透けて見える街の灯 lights of town are transparent from the hole in my face or abdomen 銀河の端から顔の穴に吸われ from its edge the Galaxy was sucked into the hole in my face 吟遊投稿のタイトル句。この秋冬は、歯の治療のため顎…

嫉妬

天高く円弧を描いている嫉妬 jealousy is describing an arc in the sky high 吟遊投稿句。嫉妬の連作最終作。

神無月

どこまでも影のびてゆく神無月 shadows are growing endlessly in November 先月末届いた吟遊45号を、やっとゆっくり読むことが出来る。吟遊投稿句より。 今月号は、昨年10月にリトアニアにて開催された「ドルスキニンカイ詩の秋」の後とあって、その報告と…

編む

編むことに溺れて気がつけば密室 being addicted to knit then, I came to I found myself at a closed room この週末は編み物なんか始めてしまったから、すっかりそれでつぶれてしまった。編み物はどうしてあんなに夢中になってしまうんだろう。疲れない程…