編む

alzira2010-02-01

編むことに溺れて気がつけば密室


being addicted to knit
then, I came to
I found myself at a closed room


  この週末は編み物なんか始めてしまったから、すっかりそれでつぶれてしまった。編み物はどうしてあんなに夢中になってしまうんだろう。疲れない程度の単純作業だから、だろうか。おかげで今日はちょっと肩が凝っている。私が継続的に編み物をしないのは、本当にそればかりの日々になってしまうからだ。
  こんな風に没頭してしまう編み物は、禁煙とか禁酒の療法としてはすこぶる適した作業に違いない。脳の活性化にもいいだろうし。本当はもう少しワイルドな感じのニットの方が好きで、そういう編み物のレシピ本がないのが少々不満ではある。最近は男性向けのニット教室も盛況と聞くし、アウトドアセーターなんかももっとレシピが出るといいな。
  「Knit one, Haiku too」が届いた。これは編み物レシピ本ではなかった。編み物に関するちょっとしたエッセイと、俳句の組み合わせ。ここでは、毛糸や編み物は「冬の季語」としての扱いではなく、「編む」という行為そのものについての詩である。こんな句集があるというのも面白い。


Just botched my sweater
Is there nothing to bohold?
All is sacrament


Fiber asks for form
The mind seeks its harmony
Nuzzles in a shape


Maria Fire 「Knit One, Haiku too」


Knit One, Haiku Too