神無月
どこまでも影のびてゆく神無月
shadows are growing
endlessly
in November
先月末届いた吟遊45号を、やっとゆっくり読むことが出来る。吟遊投稿句より。
今月号は、昨年10月にリトアニアにて開催された「ドルスキニンカイ詩の秋」の後とあって、その報告とともに、参加された方のリトアニア句がたくさん掲載されている。その中から、鎌倉さんの句を少しご紹介。特に最後の句は、英語も凝縮されていて素晴らしい。
川の名はネリス かたわらに蜘蛛の古巣
The river's name is Neris-
nearby
a spider's old web
木の葉は緑から黄色へ これは恋?
The tree leaves
change from green to yellow-
is this love?
彼女の空 彼は川として流れる
In her sky
he flows
as a river
鎌倉佐弓「ヴィルニュスにて」