Alone Again

アローン・アゲイン聴き終えてまた歩き出す


  「あしたの、喜多善男(きたよしお)」というドラマが面白かった。松田龍平栗山千明など豪華キャストの中で、いささか地味な脇役俳優小日向文世が主演という異色の配役も凄いが、小曽根真のBGMも渋くてとても良く、サウンドトラックCDを買ってしまった。ピアノの柔らかいジャズ風の、ついついほろりと来る旋律で、何かとほろりな出来事が多い時節柄どうも涙腺をよけいに刺激されてしまうため、最後まで聴いていない。
  この中に、ギルバート・オサリヴァンの名曲「アローン・アゲイン」をアレンジした曲がある。オサリヴァンは両親が好きだったこともあって聴き慣れた曲なのだが、歌詞がとても難解で、カーペンターズのように高校レベルの英語力があれば大体解るというわけにはいかず、意味もよく解らないまま聴いていた。今回ドラマの最終回で使われ、訳詞のテロップが表示され、それで初めて自殺しようとする者の歌であることを知った。
  調べてみるといろいろな訳があり、難解であることは変わりがないようだ。