油揚げ

まあ一献君が買ひきた油揚げ


 夢枕獏の小説「陰陽師」シリーズでは、主人公の安倍清明の友人源博雅が酒の肴を手に訪れて、縁側で月だの星だの秋草だのを愛でつつ酒を酌み交わすシーンが必ず出てくる。現代の家の造りではなかなか出来ないことなので、とても羨ましい。