ラムネ

夏空やラムネの瓶の底の雲


  初夏の観光シーズンになると、大通公園には焼きトウモロコシとジュースの屋台が並ぶ。そこでラムネを飲むのを、夏の習慣のひとつとしている。ところが、今日行ってみたら、以前はガラスの昔ながらの瓶だったのが、ぺこぺこのプラスチックになってしまっていた。味は変わらないようだが、プラスチックだとどうも味気ないし、風情は九割減である。あのひんやりしたびいどろの感触がもう味わえないのかと思うと寂しい。もう作るところが無いということなのだろうか。