チョコレート

君と吹く地獄の湯気やしょくらとを


  バレンタインデーも季語なのだろうか。
  検索によれば、チョコレートが日本に入ってきたばかりの頃、ちょくらあと、しょくらあと、しょくらとを、貯古齢糖、千代古齢糖、猪口令糖などと呼ばれたとある。しょくらあと、が一番きれいな感じがする。しょくらとを、になるとどちらといえば飲む「ホットチョコレート」が連想される響きである。何何湯、という言い方に似ているからだろう。それにしても猪口令糖はよかったな。