パプリカ

パプリカをかりりと食めば弁財天


  筒井康隆の小説が原作というアニメ「パプリカ」を観た。夢がテーマということで、関心のあるテーマなので観たのだが、今ひとつよくわからない話だった。この「今ひとつよくわからなさ」が魅力ということなのだろう。一つ感心したのは、暴走した夢コントロールマシーンにヤラレタ人たちが意味不明な言葉を口にして壊れた行動をするのだが、この意味不明さが半端でない。これだけ脈絡もなく、何の関連もない言葉をつなげられるというのも一つの才能では、と思ってしまうほどだった。