第四回世界俳句協会大会終了!

詩友集いて詩を贈り合う ダイヤモンドの夜
Friends of poetry come togather
and give each other poems.
It's diamond night of poems.


  9月14日から16日まで三日間、東京の上野で開催された世界俳句協会大会に参加してきた。あまりに楽しく、いろいろな人と出会い、いろいろなことがあったので、一度の記事ではとても書ききれない。少しずつ書こうと思うが、今言えるのは、人との出会いが一番の収穫だったこと。日本全国からの俳人詩人はもちろん、海外からの参加者もたくさんあり、肩書きを見ると普通ならとても拝謁かなわぬ凄い方々と歓談し、散策し、俳句を詠み合った、宝石のような時間であった。
  今大会のテーマは「違いを超える俳句」。この言葉は、自らの音楽を「MPP=ムジカ・ポピュレール・プラネット(プラネット・ポピュラー・ミュージック)」と呼称したブラジルの音楽家レニーニを想起させる。レニーニは、MPB=ムジカ・ポピュレール・ブラジレイロの枠に安穏と留まることをよしとせず、世界中のミュージシャンと精力的に音楽活動をしており、また、その音楽性は斬新きわまりない。そして、この協会を主催されている夏石番矢先生の活動は、ブラジルの伝統的なリズムの上に立ちながら世界で最も尖ったテクノミュージックの最先端を行ったシコ・サイエンスを思い出させる。今回、私が愛して止まない二人のブラジル人の生み出す音楽との共通点を随所に感じたが、一つ違うのは、俳句は私自身も参加できるという点である。
  冒頭句を最後のお別れ句会で朗読した。明治大学の23階の懇親会場で、煌めく夜景を背景に参加者が自らの句集をプレゼントし合っている姿に感動してできたもの。英訳は二次会の席で一緒になったデビット・ダッチャーさんがして下さった。感謝!
  大会終了後家族と会うため東京にもう一泊し、昨日帰路につきながら二つの決心をした。一つは俳句を続けること、もう一つは英会話とポルトガル語の勉強を始めることである。今回残念ながら欠席されたポルトガル俳人カジミーロ・ブリトーさんの、ポルトガル語の響きで歌われる俳句もいつか是非聞いてみたい。さぞかし美しいことと想像する。
  最後に、大会運営に尽力され、当日も駆け回っておられた夏石番矢先生、鎌倉佐弓先生、秋尾敏先生、そしてスタッフの皆様に心から感謝したい。本当にお疲れ様でした。