葉切蟻
高すぎる空わたくしと葉切蟻
the sky
are too high for us
a leafcutter ant and me
「ハキリアリ」読了。これは面白かった。蟻やシロアリなどの社会性昆虫はすべからく驚異的だが、わけても熱帯生息のハキリアリは極めつけである。樹木の葉を「収穫」して堆肥にし、そこで特殊な種類のキノコを栽培(つまり「農業」)する。高度に分業化した複雑な社会を形成し、時に数百万個体が生活する巨大都市を築き上げる。まるで知能を持つかのように、計算された建築物や農業システムを持っている(例えば、彼らの巣は、熱対流を利用した換気装置完備である)。研究すればするほど興味が尽きないに違いない。
これが面白かったので、BBCのドキュメンタリー番組「昆虫の世界」の5巻「秩序の構築」を蔦屋で借りて見た。巻ごとの写真が見つからなくて紹介できないのだが、このDVDのパッケージ写真が素晴らしい。地の底から空の高みを仰ぎ見ているかのような小さい蟻に、感情移入しない人はいないだろう。
話が飛ぶが、hideの「ピンクスパイダー」が好きで(一度家族カラオケで歌って失笑を買った)、そんなのもちょっと思い出されるのだった。