ちょろぎ

ちょろぎころり言ひかけたこと忘れけり


a chorogi is rolling down
I've forgotten the words
before they are out of my mouth


  昨日のかねこねこさんのちょろぎの句に悶絶→http://sea.ap.teacup.com/applet/masakonn/20130114/archive
私はこんなのしか作れないな・・・。
  金原さんの句は、前衛的なのだが明らかに他の前衛句と一線を画している。何が違うのかと言われてもうまく説明できない。強いて言えば、映像が目にうかぶかどうか、だろうか。前衛的だが抽象ではなく、具象。ちょろぎの句も、自販機に小銭を突っ込むごとく、ちょろぎを鍵穴に入れているところが思い浮かんでしまったのだ。何で私こんなことしてるんだろ、と若干自問自答しつつ。そのシュールさを出すためには、ここは絶対ちょろぎでなくてはならず、その場面を発想する感性に悶絶しきりである。
 ちょろぎは英語で「a Chinese artichoke」とあるが、あえて音感重視で「chorogi」とした。あの何ともいえない形、手塚漫画のギャクキャラ「ヒョウタンツギ」のようで、どうも真面目な顔で見られない。