我は手に菫を心に火の酒を


a bouquet of violet
in my hand
burning spirits in my heart


  今日の、かねこねこさんの句にのけぞって悶絶する。
http://sea.ap.teacup.com/applet/masakonn/20130502/archive


  この句は、十七文字だがリズムとしては字足らずである。だが、この足らない最後の一字は、呑んだ息なのだ。跪いて接写、これはミクロな自然に接した人なら誰もが共感する。カメラを構え、息を潜めて対象物に迫り、向けたレンズの向こうに展開する驚異に息を呑む瞬間!しかも「菫が脱ぐので」ああ、もう失神しそう!
  私の方は、先日、なぜだか突然沢田研二が聴きたくなって、蔦屋でベスト盤を借りてきて、イヤー凄く良かったナ、という句。「あらもう102歳」読了し、腐女子で美男子好きのねこ様ならジュリーの美学も共感していただけるかと思ったので。
あら、もう102歳: 俳人金原まさ子の、ふしぎでゆかいな生き方