鶏の首から注ぐ緋の酒


pouring deep bloody wine
into a goblet
from the chicken neck shaped bottle


  久々に夢見が激しかった。迷宮脱出もののゲームみたいな夢を私はよく見る。今回は普通の事務所雑居ビルのような建物のエレベーターを上ると、そこはある階はヨーロッパのある国のデパートで、可愛いボトルのお酒が並んでいた。その中に、鶏の首の形のボトルがあって、紅いお酒が入っている。試飲していいと言われたので小さいコップに注いで味見した。甘口の酒だった。お酒コーナーの隣は文具のコーナー、和風北欧デザインのような可愛い便せんなどがおいてある。それに見とれて、かわいいなあ、でもここは日本ではないから、買えないんだなあなどと悩んでいるうちに、同行の数人ががやがやと帰ってしまった。慌ててついて行こうとするが見失い、どの扉から戻れるのかわからなくなってしまった。適当な扉をあけると今度は日本だが何かの工場。作業服姿の作業員が何か作っている。明らかに違うと扉を閉じ、途方に暮れていると目が覚めて、ああ夢だったかよかった、という次第。