跨がりて鞭あて初むる夜明けかな
riding and touching the horse
with the first whip
at dawn


  年明け以降目まぐるしい。雪も多い。
  久しぶりに書店に行って、立原道造の詩集を買った。昭和初期の詩人、今まであまり知らなかったが、とても惹かれる。


脳髄のモーターのなかに
鳴りしきる小鳥たちよ
君らの羽音はしづかに
今朝僕はひとりで歯を磨く     「僕はひとりで夜が広がる」 立原道造詩集


立原道造詩集 僕はひとりで 夜がひろがる