湯豆腐

湯豆腐と千六本の夕餉かな


  池波正太郎の仕掛け人シリーズを全巻読み終わってしまった。最終巻を買ってわかったのだが、このシリーズは執筆中に著者が亡くなったため、未完なのだ。なんとも残念なことである。このシリーズを読み始めてからすっかり和食党になってしまった。特に旨そうに描写されているのが大根と豆腐である。大根の細切りと一緒に煮る彦次郎式の湯豆腐は胃腸もお疲れモードになるこの季節にぴったりである。