蝋燭や己裏返るほど咳す


  吟遊投句三句目。原句は「蝋灯己裏返るほど〜」であった。「蝋灯」だと暖かい感じがして咳とイメージが合わなかったかも知れない。
  この句は昨年末に風邪を引いたときのもの。まだ後遺症の咳がわずかに残っている。

  本日、「世界俳句2008」が届いた。自分の句がこのような分厚い本に載るのは初めて、なかなかよいものである。吟遊投句ともまた異なる感慨に、本をなでさすりながらついついニンマリ。吟遊句が終わったら掲載句を紹介する。