倍数

3の倍数無限宇宙に充ち満ちる


  3の倍数がどうのといっている芸人が気になっている。何故倍数?そして何故それがウケるのか?
  ところで、「科学を短歌によむ」という本をアマゾンで入手。私はカテゴリー的には理系のため、タイトルから気になって購入した。しかし、内容的にはややがっかり。本書に掲載の短歌はそのほとんどが「科学する場面の歌」あるいは「科学者の人生の歌」であり、厳密に言えば仕事詠であって科学詠ではなかったからだ。
  小川洋子さんの「博士の愛した数式」のように、科学を美しく詩的に文学化してくれる歌人俳人はいないものだろうか。誰か、友愛数完全数といった胸きゅんな科学用語を、センス良く詩にしてくれないだろうか。最も、科学者にとっては現象そのものがあまりに美しすぎて、あえて人間語に俗化しようという気にならないのかもしれないが。