alzira2009-01-13

クリシャンスタの森しづかなりはるかなり


  今、夢中になって読んでいる本がある。スウェーデンの作家ヘニング・マンケルのミステリである。主人公のクルト・ヴァランダー警部には、ほとんど惚れていると言ってもいい。格好いいからではない。格好悪いからである。どう格好悪いか、何故好きかは後日、今読んでいるのが読み終わってから書いてみたい。
  物語の舞台は南スウェーデンイースタというどちらかといえば田舎町で、ヴァランダー警部はイースタ署の警部である。管轄内ということで、イースタ周辺の街も頻繁に登場する。その一つにクリシャンスタという地名がある。クリシャンスタ、なんと美しい地名だろうか。トンメリラという街もある。これもまた良い響きだと思う。