東日本震災忌

3月11日午後2時46分を刻む 今年も


  先ほど、この時刻が報じられた。もう一年経ってしまったのだ。実家が、東北より軽いながら被災し、ライフライン復旧までのひと月ほどの間だいぶ心配したことが思い出される。去年の日記を見ると、水道や宅配は二週間で復旧しているが、記憶ではふた月ほどにも長く感じた。
  時実新子さんが経験された阪神大震災の句。日付と時刻だけで、他に言葉が出てこなくなってしまう出来事がある。  


平成七年一月十七日 裂ける   時実新子