砂時計

砂時計の砂降りやまぬ夜更けかな
the sands of sandglass fall
without stopping
in the dead of night


  安野光雅のエッセイ「空想工房」に、砂時計のことが出てくる。遙か未来に、何もかもが滅びたあと、砂の崩れる音がする。砂時計の砂である、という一節だ。安野光雅の文章の乾き方が好きで、特にこのエッセイは影響を受けていると想う。
空想工房