鏡
暮れてゆく秋野に鏡みつからぬ
in the wasteland
where autumn is coming to an end
the mirror is not found
週末はよい天気、道の駅に新米を買いに出かけた。道すがらが薄だらけ。
鎌倉佐弓さんのブログで紹介されている、「ドルスキニンカイ詩の秋2009」の記事(http://ssayumi.at.webry.info/200910/article_6.html)。次の句に鳥肌が立った。
すきと言えず鏡にすがる素手素足 鎌倉佐弓
鏡は時に女の深いところにある感情を引き出す作用があるのかもしれない。今日の私の句は、私が影響を受けた俳人のひとりである中村苑子の句の本家取り。
貌が棲む芒の中の捨て鏡 中村苑子「水妖詩館」