半角

脳内に半角小文字はちきれる


my brain is filled
with normal-width types
that seems to burst


  仕事で丸二日英文を書くのに取り組んでぐったり、目を閉じるとアルファベットがチラチラする。疲れた。緩急ついた漢字まじりの日本語はつくづく視覚的に見やすいと思う。「半角」というのは英語圏にはない概念だが、この英語訳でニュアンス表現できているだろうか。ちなみに「全角」はEm-sizeというらしい。
  アメリカのドラマDVD新作ラッシュが一段落。好きだから見るのだが、最近シーズン最終話と次シーズン第一話が連続物というパターンが多くて、実に頭に来る。反則だよ!ホントに。アメリカのTVドラマは日本のアニメに相当するような世界的文化に進化していると思うのだが、それは多数の民族・人種により成り立っているというアメリカの文化的背景と無縁ではない。そこに居るだけで、ルックスだけでもう演技になってしまうような、存在感のある俳優が豊富に存在するので、キャラクターに合った俳優を選ぶことが出来るし、映像的にも厚みが出るのである。「フリンジ」で微妙な捜査機関の上司を演じるランス・レディックはいい例だ。「CSIマイアミ」でも政府上層部の影の存在、という役柄で出演していたが、台詞も特別な演技がなくても「影の存在」ということ伝わってきてしまうのである。ほぼ同じ体型、同じ肌と髪と目の色、という中で演技だけでキャラクターを演じ分けなければならない日本の俳優陣とはスタート地点から違うといわざるを得ない。もちろん、ハンデがある分演技力のポテンシャルは単一民族圏の方があると思うのだが。