誰がための薔薇いちりんや伊達翁
for whom a rose
that in the hand of
a dandy oldman
イタリアの街では、顔にドラマが刻まれ、ビデオカメラで追いかければそれだけでミニシアター版映画が一本できそうな人々に出会った。対象が人様なので、不躾にカメラを向けられないのが残念だ。
日帰りツアーでちょっとだけ訪れた小さな村にて。ピシッとジャケットを着こんで、手にピンクの薔薇を一輪持ち、いそいそとどこかへ出かける老人とすれ違った。街のどこかに、毎日花を届けられるガールフレンドのお婆さんがいるのだろうか。