みかん

秋晴れや一緒にみかん食べないか


it is a fine autumn day
shall we eat some
mandarine oranges?


  一緒に〜しませんか?という英語表現はいくつもあって、どのニュアンスがはまるのかよくわからない。コーヒーでもご一緒に=おしゃべりでもしましょう、という意味があるように、日本で一緒にみかんを食べるというのは世間話をするということでもあるが、そんな感じが出せているだろうか。
  今朝、夢に俳優の堺雅人さんが出てきた(笑)。みかんを食べながら、何かお喋りしている夢だった。こういうのは少々恥ずかしいが、何故こんな夢を見たかというと、多分夕べ寝しなに時田則雄さんの歌集を読んだからだろう。「ぼく、牧水!」で牧水愛を存分に語っていた堺さんに、我が北海道が誇る農民歌人時田則雄さんの短歌も知って欲しいなあという思いが湧くとともに読みたくなって、ごそごそと紐解いたというわけである。夢で何を話していたのか覚えていないが、時田さんの歌集をお勧めしていたのかもしれない。もちろん、既にご存知かもしれないが。歌人の伊藤一彦さんは当然ご存知であろうし。
  今時期のみかんは、冬コタツのそれより、青くてキリッと酸味の効いた「運動会のお弁当で食べたみかん」という感じ、抜けるような青空が似合う。