猩猩緋 弐

猩猩緋着て打ち鳴らすカスタネツ
clicking castanets
wearing
scarlet clothes


猩猩緋着たまま跳んで降りてこぬ
they never come down
after jumped up
with their scarlet clothes


男女六人猩猩緋着て踊る
dancing six men and women
all of them
wear scarlet clothes


  第二弾。どうもこの言葉のインパクトにやられてしまったようだ。
この言葉からぱっと浮かんだ印象は、赤いよだれかけか何かを着けて楽しげに跳び回る猿。それがどんどん変異し、赤いマントの人が跳び回りだし、ゴヤの版画「妄」の一葉と重なった。「ゴヤ 版画」でググっていただくと、男女が輪になって踊っているのや、なにやら飛行機のような翼を持った人が浮遊しているもの、マントを翼のように羽ばたいて飛んでいる女などの絵が出てくる。そんなイメージである。
  今日は、ねこ様も色の句!。
http://sea.ap.teacup.com/applet/masakonn/20131125/archive
  代赭色はこちら。
  http://www.colordic.org/colorsample/2234.html