2013-01-01から1年間の記事一覧
晴天が突如砕けて降ってくる suddenly the blue sky were crushed and pieces were fall 森の上を鯨のやうな雲がゆくさうだよ夢はまだ続くのだ 時田則雄「オペリペリケプ百姓譚」 今日は久しぶりの晴れ間。空の句と、時田さんの空の歌。
ハグすれば林檎の香る友である a friend of mine i felt faint fragarance of apple when i hugged her 時田則雄さんの最新歌集「オペリペリケプ百姓譚」を入手。骨太さは相変わらずである。時田さんの歌集はいつも、灯台守日誌のような、装飾をそぎ落とした…
鶏骨の占は告ぐ君のうつろひ the chicken bone divination told me that your heart has changed ねこ様のこういう句↓は、もう、どうしたらこういう発想ができるのか、ひたすら凄い凄いと思うのみである。 http://sea.ap.teacup.com/masakonn/728.html これ…
鶏の首から注ぐ緋の酒 pouring deep bloody wine into a goblet from the chicken neck shaped bottle 久々に夢見が激しかった。迷宮脱出もののゲームみたいな夢を私はよく見る。今回は普通の事務所雑居ビルのような建物のエレベーターを上ると、そこはある…
金魚ごと積乱雲が過ぎゆきぬ a cumulonimbus move with goldfishes 君の脳に金魚一億解き放つ releasing a billion of goldfishes into your brain 今日も雨。夏の名残に、金魚句を二つ。
姿見に蜘蛛棲まはせる夏館 housing a spider on the mirror in the summerhouse 車のサイドミラーの影に小さな蜘蛛が逗留している。夜は外に出て巣を張り食事するらしく、姿を見かけることもある。朝は糸の残骸が残るのみ、ミラーの裏に帰ってしまうようだ。…
雨音を聞く遠雷を聞く君想ふ hearing the rain hearing the distant thunder thinking of you 局所的驟雨。遠くに、雨雲が見える。あの下は、激しいスコール。
金魚玉ときをり人の眼がぐるり sombody's eyeball sometime pass through a fishbowl ここのところ驟雨が多い。夏も終わりだなあ。
金魚が泡吐くやうに暑いね暑いね like goldfishes bubbles at them mouth they exchange to talk it's hot today 今日は北海道も暑かった。強風、驟雨、無風快晴蒸し暑い、と目まぐるしい天気の変化。 高校の俳句部が舞台のコミック「ぼくらの17-on!」を入手…
あをぐろい我の血の色夏の闌け the color of my blood seems dark red now is the height of summer 夏の句をもう一つ。この週末は雨の週末だったので、ちょっと湿り気のある句が出来た。
君の眼に晒す生首夏の闌け showing your eyes my naked neck now is the height of summer 列島猛暑。蝉も熱中症になる程とのこと。夏の名物の幽霊妖怪達も、夜三十度越えはきついのでは。北海道も暑い。
陽にすっくと青鷺の影触れがたし standing to it's feet a gray heron untouchable 水田に時々青鷺を見かける。すらりと美しいが、写真でもと近寄ると飛び立ってしまう。ズーム性能のいいカメラがあるといいのだが。
草匂ふ舌の感触を想ほゆ the sweet smell of the grass the feel of your tongue is reproduced 蒸し暑い。 夏休み明けのねこ様、冴えまくってる〜私もこのCM気になった。 http://sea.ap.teacup.com/applet/masakonn/20130803/archive
伝えずに終わるのだろうシナ匂ふ i should never talk you about my heart limes send forth fragarance 菩提樹の仲間のシナノキの花が咲いている。伽藍のような樹下は、甘く爽やかな夏の花の香りに満ち、蜜を求めて蜂などの虫がたくさん集まっている。一つ…
君のまなざしの先に月 風吹く winds blow toward the moon you look at ポプラの木立は少しの風でもさらさらと音を立てる。夕方、まだ明るい時刻に、梢の先に月が現れた。昼の月はコンデジでも海を映り込ませて撮ることが出来た。
木苺のいろにゆびさきを染めゐつ staining deep red my fingertip with juice of raspberries とりどりの木立ベリー達。と、トンボ。
夏茱萸を甘噛みにせり君おもふ thinking of you biting a goumi softly 夏全開。木立ベリー類の季節。
今日君がいなくてよかった砂嵐 − sandstorm I am glad you are not here now ここのところ晴天つづき。この嵐は天気のことではないけれど。
巷は選挙の話題だが、火星俳句の投票も開催中。なんと12,000を超えるエントリーがあったとのこと。 私の句はこちら。良ければ御一票を(左端の+1 voteボタンをクリック)。http://lasp.colorado.edu/maven/goingtomars/entry/?24840 いつも書いている「日本…
影に沈む己を見たり熱帯夜 a sulty night- i found myself in the depth of dark mirror googleのタイトルロゴにレンブラントの肖像、今日は生誕日とのこと。俳句で忌日は取り上げられるのに生誕日は全く無視なのは何故だろう。そういえば先日6月15日の小林…
雀蛾よゆけ茜空埋め尽くせ fly away, hawk mosses fill the capacity of the sundown red sky 天気の良い連休。スカッと気持ちよい空と裏腹に、黒〜い気持ちになることも。
涼しげに書を読むをとこ良かりけり たおやかに書を読むをんな良かりけり 所用で東京へ。酷暑!暑かったな〜 乗ろうとした地下鉄で、近くに並んでいる人が一人残らずうつむいてスマホをいじっている。ちょっと異様な光景だった。ええいどうせ自分はガラケーだ…
水たまりの空踏み潰す次々と crushing skies reflect on surface of puddles one after another 今日は晴天で暑くなった。夏雲が湧く夏の空。昨日のねこ様の夏空の句に痺れる。http://sea.ap.teacup.com/masakonn/676.html
旅人がゆく末端衝撃波面のさざ波a voyager is going on ripples on the surfice of termination shock 通信機もはや静けさばかりなり the data communications equipment make reports no longer exept silence WIREDにボイジャーのニュース。ボイジャーは私…
棲みついた蛇ぼつてりと肥りけり a snake settled in my grave got stout 外は抜けるようなピーカンの週末だったのに、いささかブルーで、引きこもってしまった。もったいないことをした。昨日は夜になってかろうじて外出、映画「OBLIVION」を観た。…
蟻喰ひとなりて君のひとつひとつを eating up your component one by one like an anteater 今日は夏寒。寒かった。寒かったから、つい思ってしまうこと。
転がってきて転がってゆく 月男の哄笑 rolling come rolling away Mr. Fullmoon's roaring with laughter 今日はスーパームーン。道央は快晴、眩しいばかりの月光であった(まだ見える)。我がlumixで撮影を試みるも失敗。やっぱり一眼レフじゃないと駄目だ…
月光や君の影法師呉れないか moonlight- may i have your shadow? 影法師でもう一句。ドラえもんに、影を切り離せるハサミだったかな、影法師に自分代理をさせることができる道具が出てきたっけ。夜道でこんな頼み事をするもののけがいたりして。
追い越してまた追い越され影法師 passing it then being passed again by my shadow 自転車で街灯の下を走るとき。
夢にぬるりと入ってきた縞蛇 a striped snake slipped into my dream slimy 仕事が一山越えて、この土日は燃え尽きてヌケガラ。いいお天気だったのに。